「漫画家になりたいけど、売れるか心配…」
「売れない漫画家の特徴を知りたい!」
「漫画が売れなかったら、その後どうなるの?」
と悩んでいませんか?
漫画家として売れ続けるのは、1000人に1人と言われています。
さらに日本中が知っているような大ヒット漫画家になるのは、もっと限られた人数です。
そんな狭い世界に飛び込む際に「自分は売れない漫画家になるんじゃないか……」と不安になりますよね。
そこでこの記事では、漫画を出版しているプロ漫画家の「あんじゅ先生」が以下の内容を解説します!
- 売れない漫画家の3つの特徴
- 漫画が売れない5つの原因
- 売れない漫画家のその後の3つの道
- 売れる漫画を描くための方法5選
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1000人中999人は売れない漫画家
漫画家として売れるのは非常に大変で、ほとんどが売れない漫画家です😢
1000人出版社に持ち込んで、デビューできるは10人、中長期の連載を持てるのは1人と言われています。つまり、デビューできる確率は1%、連載をもてる確率は0.1%です。
デビューには、新人賞などをとるのが一般的な方法ですが、それには5,000〜10,000作品の中から賞に選ばれなくてはいけません。考えるだけでも非常に狭き門です。
さらにデビューできても、連載をもてるのは一握りの漫画家のみ。多くの漫画家は、読み切りの掲載で終わってしまいます。
これだけの狭き門をくぐり抜けて連載をもてたら、単行本を発行できるかもしれません。しかし単行本は3万部以上売り上げないと生活が厳しいと言われています。
そのため、売れる漫画家になるには、以下のことをクリアする必要があります。
- 新人賞をとってデビューする
- 連載に繋げる
- 単行本を発行する
- 3万部以上売り上げる
売れない漫画家の3つの特徴
売れない漫画家には、特徴があります。
プロ漫画家の私が特徴を3つ紹介しますので、しっかり確認しましょう💖
- アドバイスを聞かない
- 長期的な目線が足りない
- 他の漫画を読まない
1. アドバイスを聞かない
アドバイスを聞かないのは、売れない漫画家の特徴です😢
アドバイスを聞かない人は、ひとりよがりな漫画を描いてしまいます。
漫画を1人で描いていると、迷走してしまうことがあります。例えば、世界観を作りすぎたり、キャラクターが増えすぎたりするなどです。
迷走しても、他人からのアドバイスを聞いていれば修正できます。
特に編集者さんからもらったアドバイスは大切にしましょう!一般の意見を聞くために、友人や家族に見せるのもおすすめです。
もし知り合いに見せるのが恥ずかしいという場合は、SNSにアップしましょう!匿名で投稿できるうえに、コメントでアドバイスがもらえるかもしれません。
2. 長期的な目線が足りない
長期的な目線が足りないのは、売れない漫画家の特徴です😢
長期的な目線がないと、ストーリーの辻褄が合わなくなったり、オチのない漫画になったりするからです。
漫画家は、数巻先のストーリーやエンディングを考えながら作品を作らなければなりません。
伏線を張ったり、のちに重要になるキャラクターを登場させたりする必要があるからです。
そのため、短期的な目線をもっている人は、漫画家として売れないでしょう。
長期的な目線を持って、ストーリーを練ることが大切です。
3. 他の漫画を読まない
自分以外の漫画を読まないのは、売れない漫画家の特徴です。
なぜなら、売れている漫画には売れる理由があり、それを分析することが大切だからです。
現在、売れている漫画がどうして売れているのか考えてみましょう。
例えば「鬼滅の刃」は家族愛や兄弟愛をテーマにしていたので、幅広い層から人気を得ました。さらに、キャラクターの心情表現が丁寧で、感情移入ができる作品でした。
他の漫画を読んで、自分に足りない部分を取り入れていくと、漫画家になれる可能性が高まります。
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漫画が売れない5つの原因
こちらでは、漫画が売れない原因を5つ紹介します。
- 絵が見にくい
- キャラクターの魅力が足りない
- 世界観が統一されていない
- 話が複雑すぎる
- 連載する雑誌が合っていない
1. 絵が見にくい
絵が見にくい漫画は、読者への負担が多いため、なかなか売れません。
奥行きのない絵や、キャラクターが描き分けられていない絵になっていないか確認しましょう。
絵は、勉強することでかなり見やすくなります。構図や奥行きなどを勉強するのがおすすめです。
特に、バトルやスポーツ漫画は絵の見やすさが大切です。パッと見ただけで、動きが伝わる絵を目指しましょう😊
2. キャラクターの魅力が足りない
キャラクターの魅力が足りない漫画は、人気が出にくく、売れないでしょう😢
キャラクターが魅力的な漫画はそれだけでファンを獲得できますが、個性がないキャラクターばかりだと飽きられてしまいます。
特に、主要なキャラクターは服装や性格などを作りこみましょう。
『銀魂』の坂田銀時であれば銀髪、『ONE PIECE』のルフィであれば麦わら帽子など、特徴を付けるのもおすすめです。
3 世界観が統一されていない
世界観が統一されていない漫画は、読者に不自然さを感じさせるので、売れません😢
『鋼の錬金術師』は中世ヨーロッパ、『BLEACH』は日本の高校など、作品によって世界観が統一されています。
世界観を統一することは、作品の魅力に繋がります。そのため、1度決めた世界観は忠実に守るようにしましょう。
4. 話が複雑すぎる
話が複雑すぎる漫画は、読者がついていけなくなり、売れなくなります。😢
特に、キャラクターが多すぎたり、設定が細かすぎたりすることは、読者を飽きさせるので気を付けましょう。
また、話が複雑になると、字が多くなります。字が多すぎると読者への負担が大きくなるので、読まれなくなってしまいます。
話が複雑すぎるかを自分で判断するのは、非常に困難なので、友人や家族にアドバイスを求めましょう。
5. 連載する雑誌が合っていない
連載する雑誌が合っていないと、人気が付きにくく、売れない漫画になります。
例えば、週刊少年ジャンプであれば「友情・努力・勝利」をテーマにした少年向けの漫画が人気です。一方「週刊少年チャンピオン」は絵柄に個性がある、少し変わった漫画が人気です。
それぞれの雑誌には、漫画の雰囲気や読者層が異なるので、漫画の持ち込み先は自分に合った雑誌を選びましょう。
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売れない漫画家のその後の道を3つ紹介
「売れない漫画家は、どうなるのだろう…」と不安に思っていませんか。
売れない漫画家のその後の道を3つ紹介します。
先述しましたが、漫画家は0.1%しか売れない厳しい世界です。
万が一、漫画家になれなかった場合の職業をしっかり考えましょう。
- アシスタント
- イラストレーター
- 別の職種
1. アシスタント
アシスタントとは、漫画家をサポートする仕事で、技術が高ければそれだけで生計を立てられます。
アシスタントの仕事は以下の通りです。
- トーン貼り
- ベタ塗り
- 集中線
- 背景
プロアシスタントの、月収は40万円と言われています。有名作品ほど給料が高い傾向にあり、アシスタントだけで生計を立てている人は有名漫画家のもとで働いていることが多いです。
有名漫画家のアシスタントになるには、しっかりとした技術力が求められます。
描くスピードやクオリティを上げていきましょう。
2. イラストレーター
漫画家からイラストレーターに転身して、生計を立てる人もいます。漫画家から転身する場合は、会社勤めではなく、フリーのイラストレーターになるのが一般的です。
フリーのイラストレーターは、人気によって報酬が変動します。相場は新人が1枚3万円~、人気イラストレーターが15~20万円です。
イラストレーターは、クライアントから依頼された絵を描くのが仕事です。
そのため、自分の描きたい絵が描けるわけではありません。しかし、自分の絵柄を活かすことは可能です。
絵に関係のある仕事をしたいという人におすすめです。
3. 別の職種
漫画に全く関係のない職種につく人もいます。その中には、漫画を描くことを諦めて就職する人と、アルバイトで生計を立てながら漫画を描き続ける人がいます。
漫画家は厳しい世界なので、漫画に関係ない職種につく人もいるのが現実です。
漫画家として売れない場合は、他の仕事も視野に入れて、趣味や副業で絵を描くのがいいかもしれません。
売れる漫画を描くための方法5選
「売れない漫画の特徴は分かったけど、売れるためにはどうしたらいいのだろう…」と考えていませんか?
こちらでは、売れる漫画の方法を5つ紹介します。
- 絵の勉強をする
- 構想を練る
- キャラクターを作りこむ
- 漫画の分析をする
- アドバイスをもらう
1. 絵の勉強をする
売れる漫画を描くには、絵の勉強をして、読みやすい絵を描くことが大切です💖
基礎的な絵の知識がないと、読者を混乱させる絵になるからです。
- 身体のバランス
- 光の入り方
- 構図の作り方
- 視点
などを勉強して絵を描きましょう!
2. 構想を練る
漫画を描く前に、ストーリーの構想をしっかり練りましょう。
構想が不十分だと、話のつじつまが合わなったり、話が行き詰ったりするからです。
漫画のストーリーには、起承転結が必要です。ストーリーのはじまりと終わりを考えて、そこに行きつくまでのストーリーを考えましょう。
ストーリーの中では、主人公が変化してくことが大切です。
- 最初は弱かった少年が仲間と共に強くなる
- 内気な女の子が好きな人と結ばれるために、積極的になる
など、主人公の成長を描いていきましょう。
3. キャラクターを作り込む
登場するキャラクターは作り込むことが大切です。キャラクターが魅力的な漫画は、それだけで人気を集めることもあります。
- 性格
- 特性
- 生い立ち
- 服装
などを作り込みましょう。
例えば、主人公は優しい少女というだけでは漠然としています。
- 小さいころから、お花が好きな女の子
- 幼少期は両親にかまってもらえなかったので、1人で遊べるお花いじりが好き
- 普段は静かだけど、花のことになるとよく喋る
- 制服のスカートは長くて、お花のヘアピンを付けている
というところまで作り込むと、魅力的なキャラクターになります
4. 漫画の分析をする
現在売れている漫画の分析を行い、いいところは取り入れていきましょう。
売れている漫画には、人気を集める理由があります。人気を集める理由を見つけて、参考にしましょう。
分析の際は以下のポイントに注目しましょう。
- 主人公の性格
- キャラクター
- 世界観
- ストーリー展開
ポイントに注目して読むと、より分析しやすくなります。
自分以外の漫画を読んで、取り入れていきましょう
5. アドバイスをもらう
描いた漫画は、どんどん他人に見せてアドバイスをもらいましょう。
第三者からのアドバイスは、自分では気が付けないことを教えてくれます。
漫画の専門的な知識からアドバイスをもらいたい場合は、編集者や漫画仲間に見せましょう!
直感的な感想をもらいたい場合は、普段漫画を読まない友人や家族に見せましょう。
もらったアドバイスは、自分でよく考えて漫画に取り入れるのが大切です。
例えば「キャラクターが多くて分からない」と言われた場合は、どのキャラクターを何人減らすのか考えましょう。
知り合いに見せるのに抵抗がある場合は、オンラインサロンに入るのがおすすめです。
オンラインサロンでは漫画仲間を簡単に作れるので、お互いを励まし合いながら漫画を描けます!
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漫画家になりたい人は、あんマンサロン!
あんマンサロンは、プロの漫画家である若林杏樹が運営する、マンガ家と読者・顧客を結ぶオンライン型の交流サロンです!!絵や漫画で稼ぐことを目的としている80人以上のメンバーが、イラストの技術向上や仕事獲得に向けて活動をおこなっています。
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