
「漫画家の印税や原稿料っていくらくらいなんだろう?」
「漫画家になりたいけれど稼げるか不安…」
そんな疑問はありませんか?
漫画家は当たると稼げる夢のある仕事ですが、印税や原稿料が実際どれくらいもらえるのか気になりますよね🙄
そこでこの記事では、漫画家の印税と原稿料について、以下の内容を紹介します!!
- 漫画家の3つの収入
- 漫画家別印税や原稿料の比較
- 稼ぐためには著作権譲渡に注意
- もっとも稼ぐ漫画家の印税と原稿料
- 漫画で印税や原稿料を稼ぐ5つのコツ

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漫画家の3つの柱となる収入を解説!

漫画家の収入には大きな3つの柱があります!!
- 原稿料(掲載料)
- 印税
- メディアミックス収入

【漫画家の収入1】
原稿料(掲載料)
漫画家で最初にもらえる定期収入が「原稿料」です!!これは出版社と契約して、漫画家としてデビューすれば、基本的には誰でももらえる報酬です。
原稿料は、基本的に原稿の枚数1ページ当たりの単価が決まっています。
最初の契約の時点で単価が決まり、ヒットを生み出せば単価を上げてもらえることも😍
新人の時は1ページあたり3,000円~8,000円、大ヒット漫画家になると1ページで5万円など、金額の幅が広いです。

【漫画家の収入2】
印税
印税とは、作品がコミックス化した時に漫画家に入るお金です❤️
そのため、新人漫画家はすぐには印税がもらえません…。
相場は販売金額の8〜10%ほどです!!
たとえば500円の単行本が1冊売れると、印税収入は50円ということですね!!
共著者がいる場合などは、そこからさらに印税が契約に従った割合で分配されます。

年末や年度末などに、その年1年に発行された(もしくは売れた)部数を出版社のルールに則って計算して支払われます。
そのため例えヒット作を生んで単行本が売れても、銀行に振り込まれるまでにタイムラグが発生することも…!!
ただし増刷が続けば、むかし描いた漫画が勝手にお金を生み出してくれるので、非常に夢があります!!

【漫画家の収入3】
メディアミックス収入
漫画家の年収の内訳の3つ目は「メディアミックス収入」です!メディアミックスとは、キャラクターグッズなどの関連グッズの総称ですね。
漫画が人気になると、グッズの発売やアニメ化、企業とのコラボなどの話が舞い込みます😍
- キャラクターグッズ収入
- アニメ化の原作使用料
- 映画化の原作使用料
などが振り込まれます。
さらに大ヒット作になると映画・舞台化、ゲーム化など多岐にわたってメディアへの展開が繰り広げられます😍

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漫画家別印税や原稿料の比較

こちらでは、漫画家の種類別に印税や原稿料を比較してみました!
漫画家は大きく4種類に分けられます。
- 書籍系漫画家
- WEB系漫画家
- 娯楽系漫画家
- 企業の広告系漫画家

【印税や原稿料の比較1】
書籍系漫画家
単行本を出版して生活している書籍系漫画家の場合、印税として定価の6%から10%が作者に配分されると言われています!!
文章がメインの書籍や、共著者が複数いる場合は、さらに印税の割合が下がることが一般的です。
原稿料も、ページ数や契約によって変動するので、一概には言えません。

【印税や原稿料の比較2】
WEB系漫画家
最近では、WEBの無料漫画アプリなどで連載している漫画家も増えてきました!

相場として1ページあたりおよそ5,000円ほどが一般的です。
ただし、電子書籍として連載された場合、様々な方法で読者に読まれますよ!!
- 1話売り
- 巻売り
- サブスクリプション(月額を払えば無料)
- 広告付き配信
などが主な収入源です。

【印税や原稿料の比較3】
娯楽系漫画家
娯楽系とは、週刊誌や月刊誌で連載をしている漫画家の総称です。原稿料は雑誌によって様々ですが、ジャンプの新人作家だと1ページあたり9,000円がもらえるそうです!(週刊少年ジャンプの漫画『バクマン。』より引用)
また、娯楽系漫画家の印税は、コミックスの場合で8〜10%と言われています!
1冊400円の漫画だと、32~40円が作者に入る仕組みです!

(※漫画家の原稿料はあまり公にされておらず、人によって全然違うので真偽はわかりません)
【印税や原稿料の比較4】
企業の広告系漫画家
企業から頼まれて、商品やサービスのPRを行う漫画家です!
企業の広告系漫画家は、ページ数の原稿料というより、案件ごとに金額が決まっている傾向があります!!
1案件◯◯円という形なので、印税で収入が得られることはほとんどありません。

言い値で仕事を受けてしまうと、時給換算した時に大変なことになるので、費用と効率を考えて必要な時は交渉もしましょう!!
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印税や原稿料を確実にもらい続けるには著作権譲渡に注意

印税や原稿料を確実にもらい続けるには、著作権を手放してはなりません!!
漫画家として最初に契約する出版社などと契約書を交わさないまま契約するケースも多く聞かれますが、必ず契約書を交わすようにしましょう。
特に「原稿を納品した場合、著作権はクライアントに移行される」「著作人格権は行使しない」という契約の場合は、著作権を手放すことになるので注意が必要です…!!
著作権を手放すと今後の収入に関わるだけでなく、制作にも制約が生まれます😖

日本で1番売れている漫画家の年収は31億円!?印税や原稿料を推定

2011年5月4日放映のテレビ番組の調査で、ONE PIECEの作者尾田栄一郎さんの年収は当時31億円(手取りで約17億~19億円)と推定されました…!!😳
番組で紹介された内訳をご紹介します。
内訳 | 推定金額 |
原稿料 | 4,800万円 |
印税 | 13億5,828万円 |
原作使用料 | 1,500万 |
映画版権料 | 100万 |
海外収入 | 2億円 |
グッズ | 15億円 |
合計 | 31億,2228万円 |
巻頭カラーや特集も不定期にありますし、映画は毎年ではないので年収が毎年同じではありませんが、2011年の推定年収は31億円でした!!
今は漫画の巻数やコラボレーショングッズもさらに増えているので、年収はさらに増えていることでしょう。

漫画で印税や原稿料を稼ぐ方法5選

漫画で印税や原稿料を稼ぐには、5つの方法があります!!
- 雑誌に投稿して賞を取る
- SNSなどで発信をして見出してもらう
- 連載契約を取る
- コミックス化するまで連載を続ける
- 挿絵などの共同著者になる

【漫画で稼ぐ方法1】
雑誌に投稿して賞を取る
漫画家で稼ぐ方法として、雑誌に投稿して賞を取ることが挙げられます!
狭き門ではありますが、賞を取れば
- 実績になる
- 賞金がもらえる
- 読み切りとして雑誌に掲載される
- 連載化される
などのチャンスにつながります。
例えば週刊少年ジャンプの賞だと、入選すると100万円の賞金がもらえることも😍

【漫画で稼ぐ方法2】
SNSなどで発信をして見出してもらう
漫画家で稼ぐ方法の2つ目は「SNSなどで発信して見出してもらう」ことです!
SNSの発信をすることで、大勢の人の目に止まりやすくなります❤️

- Twitter:拡散性が高く、掲載誌の情報や過去の作品をPRできる
- Instagram:海外の利用者が多く、国外での仕事につながる可能性がある
など、SNSによって反応が違うことも特徴です。

そしてなんと、SNS経由で広告代理店さんと仕事をすることになり、書籍出版につながりました!!
令和版:漫画家として独立するまで
①脱サラ
②SNS開始、バイトは秋葉原コンカフェ
③旧)LINE@で濃いファンを作る
④エッセイ漫画ブログ描く
⑤好きな著者の書籍・講演会に参加感想漫画を描く
⑥SNS経由で広告代理店さんと仕事
⑦書籍出版
⑧SNSの力で拡散、売る
⑨書籍を売るまで出来る漫画家となる!— あんじゅ先生☆漫画家 (@wakanjyu321) November 10, 2020
【漫画で稼ぐ方法3】
連載契約を取る
漫画で定期的に稼ぐには、やはり連載の契約を取ることが一番です!!
「面白くないと打ち切り」「締め切りに追われて大変」なんて話も聞きますが、やはり定期収入は魅力ですね😍
連載をして、担当編集者とのやり取りをして漫画を描いていけばお金を稼ぎながらスキルアップもできます!!
連載で締め切りがあることと、担当編集者がつくことで、定期的に漫画のレベルと高めていけますね。

【漫画で稼ぐ方法4】
コミックス化するまで連載を続ける
漫画で稼ぐには、連載を取った後にコミックスするまで連載を続けることが重要です!!
連載漫画がある程度のボリュームがたまれば、コミックス化がされます😍
例えば週刊少年ジャンプの場合、1巻あたりおよそ9話が一般的な構成です。
2ヶ月分の連載が一冊になるので、表紙やおまけページ、本編の手直しなどを入れて大体3ヶ月に1冊のペースで単行本は発行されます。

【漫画で稼ぐ方法5】
挿絵などの共同著者になる
漫画で稼ぐ方法には、本の挿絵などで共同著者になる方法もあります。

内容は基本的には著書の税理士である大河内薫先生が考え、私の実体験も合わせて漫画を描いています。
完全オリジナルストーリーとは少し異なりますが、エッセイや、本の挿絵も漫画の需要があります!!
コツコツ漫画を描いて、挿絵などの仕事を獲得するのもおすすめの方法です!
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