
「イラストレーターと漫画家ってどう違うの?」
「自分がどっちに向いているか分からない…」
「それぞれのなり方や適性を知りたい!」
と考えていませんか?
イラストレーターと漫画は、どちらも絵を描く仕事なので違いが分かりにくいですよね。
似ていると思われがちですが、実は異なる点も多く、向いている人も違います!
そこでこの記事では、イラストレーターと漫画家の違いを知りたい人に向けて以下のことを解説します。
- 仕事内容となり方
- 必要なスキルや給料
- 向いている人
- どちらにも必要な絵の上達法
この記事を読むと、イラストレーターと漫画家の違いが分かり、自分がどっちに向いているか分かります!

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【1分で分かる】イラストレーターと漫画家の違いをサクッと解説

イラストレーターと漫画家の違いを以下の4点からサクッと解説します。
- 仕事内容
- なり方
- 求められること
- 収入

1. 仕事内容
イラストレーターは、依頼された媒体に合わせて絵を描くのが仕事です。単発の仕事が多く、1枚で完結する絵を描く必要があります💖
依頼される媒体は以下のものが多いです。
- 似顔絵
- 本の挿絵
- ゲーム
デザイン事務所に所属するか、フリーランスでイラストレーターをしている人が多く、クライアントや他のイラストレーターとコミュニケーションをとりながら作品を仕上げていきます。
漫画家は、ストーリーやキャラクターを自分で考え、絵を描いていく仕事です。
ジャンルや量は自由で、実体験をもとに描いたり、数十巻にわたる漫画を描くことも可能です。
会社に所属することはほとんどなく、基本的にはフリーランスとして漫画を描きます。
そのため、自分の漫画の人気によって給料や待遇が変動します。

2. なり方
イラストレーターは、デザイン事務所や編集プロダクション所属して、画力を磨きながら独立を目指すのが一般的です⭐
中には、独立せずに所属し続ける人もいます。
独立する場合は、会社にいるときに画力を上げるだけでなく、人脈や評価を築き、それをもとに独立するという流れになります。
漫画家は、以下の4パターンでのデビューが一般的です。
- 出版社への持ち込み
- 新人賞の獲得
- 漫画家アシスタントから独立
- 編集者からのスカウト
就職して漫画を描くというパターンはほとんどないので、自分で描いて漫画家を目指すというルートが一般的です。
漫画家のアシスタント以外の方法は、デビューするまで収入がないので、働きながら目指す人もいます。

3. 求められること
イラストレーターに求められることは「クライアントに合わせた絵を描くこと」です💖
画力はもちろん大切ですが、クライアントの意図を汲み取って、依頼された媒体に合った絵を描くことが大切です。
例えば、子供向けの絵本の挿絵と、大人向けスマホゲームのキャラクターでは、描くべき絵は違いますよね。
修正を依頼されることも多く、それに真摯に応える必要があります。
漫画家に求められていることは「面白い物語を作って描くこと」です。
そのため画力よりもストーリーが大切です。結末から逆算して漫画を描いていかなければいけません。
さらに、キャラクターを作って動かすことも大切です。
キャラクターの心情をどれだけ丁寧に描けるか、またコマを使ってキャラクターの動きをどれだけ表現できるかが大切です。
漫画家には、クライアントがいないので、自分の作った世界観やストーリーを大切にできます。

4. 収入
イラストレーターの収入は、会社に勤めて固定給をもらうか、フリーランスとして案件ごとにお金をもらうかです🥰
イラストレーターが編集プロダクションやデザイン事務所に勤める場合は、基本的に仕事量にかかわらず一定の給料をもらいます。正社員イラストレーターの平均年収は367万円です。
(参考:イラストレーターの仕事の平均年収は367万円!|給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス)
フリーランスで働く場合は、案件ごとの金額をもらいますが、金額はイラストレーターによって異なります。
人気のイラストレーターほど、値段が高額になる傾向があり、相場は新人が1枚3万円~、人気イラストレーターが15~20万円です。
漫画家は、基本的に原稿料と印税で収入が成り立っています。
原稿料とは、作品が掲載されたことに対するお金で、原稿1枚あたりの金額が漫画家の人気によって決まっています。
新人は1ページあたり3,000円~8,000円、大ヒット漫画家になると1ページで5万円など金額の幅は大きいです。
印税とは、書籍化した漫画が購入されたことに対するお金で、相場は販売金額の8〜10%ほどです。

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漫画家とイラストレーターの向いている人を解説

「自分はイラストレーターと漫画家のどっちに向いているんだろう…」
と悩んでいませんか?
2つの仕事は内容やなり方が違うので、向いている人も違います。
以下で、イラストレーターに向いている人と漫画家に向いている人をそれぞれ解説しますのでご確認ください。
- 世界観の強い人は漫画家
- ストーリーを作れる人は漫画家
- 動きのある絵が得意な人は漫画家
- 自分のペースで頑張れる人は漫画家
- コミュニケーションの能力が高い人はイラストレーター
- 色彩が得意な人はイラストレーター
- 安定志向の人はイラストレーター

1. 世界観の強い人は漫画家
自分の表現したい世界観がある人は漫画家に向いています⭐
漫画家は、長いページ数をかけて自分の作った世界観を表現できるからです。
イラストレーターは、クライアントや掲載する媒体に合わせた世界観のイラストを描く必要があります。
そのため、自分の好きな絵だけを描くのは好まれません。
自分が表現したい世界観やキャラクターが明確にある場合は、漫画家に適性があります。

2. ストーリーを作れる人は漫画家
漫画は、ストーリーが重視されるので、ストーリーを作りたい人は漫画家に向いています⭐
絵のうまい漫画家はたくさんいますが、面白いストーリーを作れる漫画家は貴重だからです。
漫画家は、数十巻にわたるストーリーを逆算して、漫画を描く必要があります。伏線を張ったり、キャラクターを登場させるタイミングも大切です。
イラストレーターは1枚で完結することが多く、ストーリー性は必要ないので、ストーリーを表現したい人は向いていません。
そのため、ストーリーを作れる人は漫画家に適性があります。

3. 動きのある絵が得意な人は漫画家
キャラクターが動いている絵が得意な人は漫画家に向いています🥰
漫画家はコマをうまく使ってキャラクターの動きを表現しなければいけません。
特にスポーツやバトル漫画は動きの表現がとても大切です。
イラストレーターは、動きのある絵を描くことは少ないです。
似顔絵や本の挿絵が動きのある絵というのはあまりないですよね。
そのため、キャラクターが動いている最中の絵を描ける人は漫画家に向いています。

4. 自分のペースで頑張れる人は漫画家
自分のペースで漫画を描き続けられる人は、漫画家に向いています💖
漫画家はデビューまで時間がかかることがあり、その期間に挫折する人が多いからです。
新人賞に応募しても入選しないことや、編集部に持ち込んでも指摘ばかりという状況に耐えて、漫画を描き続けた人だけがデビューできる厳しい世界です。
一方、イラストレーターは会社に勤めて、給料をもらいながら独立を目指せます。
そのため給料がもらえない期間でも、自分のペースで描き続けられる人は漫画家に向いています。

5. コミュニケーション能力が高い人はイラストレーター
コミュニケーション能力が高く、仲間と仕事ができる人はイラストレーターに向いています👍
イラストレーターは自分だけで仕事が完結することは少なく、クライアントや他のイラストレーターとコミュニケーションを取りながら、イラストを描く必要があるからです。
さらに、営業もイラストレーターがやることがあるので、コミュニケーション能力が高い人に適性があります。
漫画家は編集者とのコミュニケーションとアシスタントへの指示で十分です。そのため、あまり人と関わりたくない人でも可能です。

6. 色彩が得意な人はイラストレーター
フルカラーのイラストが依頼されることが多いので、色彩が得意な人はイラストレーターに向いています⭐
色彩を身に付けるには、まず知識が大切ですので、勉強しながら描きましょう。
ある程度勉強したら、色彩を使って個性を出すことも大切です。
「パステルカラーのイラストと言えば、このイラストレーターだよね」と思ってもらえると、売れっ子に近づきます。
漫画家もカラーのイラストを描きますが、基本的にはモノクロの絵が求められます。
そのため、カラーの絵が得意という人はイラストレーターに適性があります。

7. 安定志向の人はイラストレーター
フリーランスではなく、会社に勤めて一定の給料をもらいたい人はイラストレーターに向いています🥰
フリーランスは働く時間や場所などが自由ですが、まだ社会的信頼度が低く、安定していないと感じる人も多いでしょう。
また、給料が安定していないのも不安な点ですよね。
会社勤めのイラストレーターの場合、一定の時間働くことで安定した給料をもらえます。
不安を感じずに、安定した生活を送りたいという人は、会社勤めのイラストレーターに適性があります。

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【イラストレーターと漫画家のどちらにも必要】絵の上達法5選

漫画家にもイラストレーターにも画力はとても重要です💖
絵の上達法を5つ紹介するので、参考にしてください。
- 日頃からモチーフを観察する
- 絵の勉強をする
- トレースと模写を行う
- 人からアドバイスをもらう
- 仲間を増やす

1. 日頃からモチーフを観察する
日常生活の中で目にするモチーフを観察すると、絵が上達します⭐
絵は観察したモチーフを思い出しながら描き進めていくので、日頃から観察しておくとスラスラ描けますよ。
- 植物の色の違いを見る
- 時間によって変わる空を観察する
- 動物の動きを見る

2. 絵の勉強をする
基礎的な絵の勉強をすると、早いスピードで上達できます⭐
学校やスクールに通う必要はなく、本やYouTubeなどで簡単に学べるので、ぜひやってきましょう。
- デッサンの知識
- 質感の描き方
- 光と影の表現方法
- 構図の探し方
などは、勉強するだけでかなり絵が変わってきます。
絵を描きながら自分で模索していると、時間がかかってしまうので、先に時間をとって勉強するのがおすすめです。

3. トレースと模写を行う
自分の目指している絵をトレースしたり、模写をすると絵が上達します🥰
まずは、絵を透かして上からなぞるトレースを行いましょう。
絵の全体的な構図や線の書き方が身に付きます。
トレースに慣れてきたら、模写を行います。
絵をしっかり観察して、全体のバランスやパーツごとの細かい部分を意識しながら描きましょう。
描き終わった後に、見本にした絵と自分の絵を見比べて、反省点を見つけて次に活かすと、絵の上達が早まります。

4. 人からアドバイスをもらう
自分の描いた絵を人に見せて、アドバイスをもらうと客観的になれて上達できます😍
自分では気が付かない不自然な点や、初めて見たときに感じるイメージを教えてもらいましょう。
アドバイスを取り入れると、自分に足りなかった部分が補えて、絵がうまくなります⭐
SNSにアップして読者からのコメントを参考にするのも上達への道です。

5. 仲間を増やす
仲間を増やすと、絵の情報交換ができるので絵の上達に繋がります😍
- どんなことに気を付けて絵を描いているか
- おすすめの構図はなにか
- 使っている機材の詳細
などを聞いてみましょう。
また、絵を見せ合ってアドバイスをし合うのもおすすめです。
専門的な部分の指摘を受けられるかもしれません。

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