「漫画家の道具を揃えたら、いくらくらいなんだろう?」
「漫画家になりたいけれど、どんな道具が必要なのかわからない…」
「予算はどれくらい準備しておけばいい?」
そんな疑問はありませんか?
漫画家は当たると稼げる夢のある仕事ですが、まずは何を揃えたら漫画が描けるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、漫画家に必要な道具について、以下の内容を紹介します!
- 漫画家の大きな2つのタイプ
- タイプ別必要な道具
- 漫画を描くのに必要な、最低限の道具と予算
これから漫画家を目指したい方や、絵を仕事にしたい方はぜひチェックしてみてください❤️
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漫画家の大きな2つのタイプ
漫画家は大きく2つのタイプに分けられます。
- デジタル漫画家
- アナログ漫画家
です。
それぞれどんなタイプか解説します🥰
【漫画家のタイプ1】
デジタル漫画家
デジタル漫画家とは、ズバリ「パソコンやタブレットを使ってデジタルで漫画を描く人」です!!
最近では、手軽に始められて修正も比較的簡単にできる、デジタル漫画家のほうが多い傾向があります。
デジタル漫画家はどうしても初期投資が大きくなりがちですが、一度道具を揃えてしまえば、よほどのことがない限り買い足す必要がありません。
デジタル漫画家のいいところをまとめると以下のことが挙げられます。
- 画材が必要ない
- 机が散らからない
- トーンが手軽に貼れる
- 逆光などを簡単に表現できる
- 描きづらいところを左右反転で描ける
- レイヤーを使って描ける
- 綺麗な画像を即座に保存できる
- 「連続曲線」「集中線」などアナログではない機能が使える
- SNSですぐにシェアできる
- 色の変更も気軽にできる
と、かなりメリットが多いのが、デジタル漫画家の特徴です❤️
【漫画家のタイプ2】
アナログ漫画家
アナログ漫画家とは、文字どおりデジタルを使わずに「紙とペンで漫画を描く人」です!
アナログだと、全て手動で調節できるので、より繊細な色味やタッチの作品が描ける点がメリットです!!
細かな線の強弱などをデジタルで再現するのはなかなか難しいので、アナログの強みだといえるでしょう。
デメリットは、道具が多岐にわたり、保管の場所と管理の手間があることと、修正をすることがデジタルよりも容易ではないことです。
デジタル漫画家の基本的な道具5選
こちらでは、デジタル漫画家に必要な5つの道具をまとめました。
- パソコン
- ペンタブレット(液タブ)
- 漫画制作ソフト
- モニター(必要に応じて)
- タブレット端末
道具をそれぞれ解説します❤️
【デジタル漫画家の道具1】
パソコン
デジタル漫画家にとって、パソコンはかなり重要度の高い道具です!
ペンタブを接続して漫画を描いたり、担当編集者との打ち合わせをしたりと、いろいろな用途で使えます。
金額は安価なものもありますが、漫画家にとって商売道具なので、しっかりいいものを選びましょう🥰
【デジタル漫画家の道具2】
ペンタブレット(液タブ)
パソコンと一緒に必要なのが、ペンタブレット(液タブ)です。その名の通り、専用のペンを使ってPCで絵を描くための道具です!
ペンタブレットには通称「板タブ」と「液タブ」があります。
板タブは液晶がついていないので、手元ではなくモニターを見ながら描くことになります。液タブなら液晶がついているので、紙に描いているようなイメージで制作できる点が特徴です!
また、筆圧感知機能に対応した漫画制作ソフトやお絵かきソフトを使えば、筆圧による繊細な表現もできます😊
板タブの方が1万円未満で買える商品もあり安価で、液タブは最低でも10インチ以下で3万円程度のコストがかかります。自分が描きやすいと思える商品を選びましょう!
また、パソコンとつなぐには専用のケーブルも必要となるので必ず確認してください😆
【デジタル漫画家の道具3】
漫画制作ソフト
デジタル漫画家には、漫画制作ソフトが必要です!!
漫画制作ソフトにも種類があり、イラスト用・漫画用と用途によって内容が変わります。例えば漫画用なら、自動でコマ割りを作ってくれるソフトもあるんです!
漫画制作ソフトは無料で使えるものがあるので、最初は無料で始めてみることをおすすめします!
ただし無料ソフトは機能が制限されていることもあるので、どのタイプが使いやすいか無料で使ってみて、有料で購入するといいでしょう。
有料ソフトの漫画制作機能では、便利な機能がたくさん使えます⭐︎
- 見開きページの作成
- 複数ページの管理
- セリフの一括管理
人気のソフトを選べばノウハウ本やブログもあるので、使い方に困った時にも安心です❤️
【デジタル漫画家の道具4】
モニター(必要に応じて)
デジタル漫画家として、持っていると便利なのが、モニターです。
作業の効率と画面の大きさは比例するので、画面が大きければ大きいほど、快適に漫画を描けます🥰
パソコンの画面が小さい時や、他のイラストを参考にして描きたい時などはモニターがあると便利です!
【デジタル漫画家の道具5】
タブレット端末
最近では、タブレット端末1台で仕上げる漫画家もいます!
タブレット端末を使う場合は一緒にペン、漫画作成アプリが必要です。例えばiPadなら、Apple Pencilという専用のペンも発売されているので、すぐに漫画を描き始めることができます!
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アナログ漫画家の基本的な道具7選
こちらでは、アナログ漫画家に必要な7個の道具をまとめました!
- 原稿用紙
- 鉛筆・消しゴム
- つけペン・インク
- ホワイト
- スクリーントーン
- テンプレート
- トレス台
デジタルと比べると多いですが、それぞれ大切な道具なので、ひとつずつ解説しますね❤️
【アナログ漫画家の道具1】
原稿用紙
アナログ漫画家にまず必要なのは、原稿用紙です!
物語を作るプロット段階や、下書き段階ではどんな紙でも構いませんが、清書して人に見せるのであれば原稿用紙に描くことをおすすめします。
特に出版社に持ち込んだり、賞に出したりする場合は、原稿用紙の種類が指定されていることもあるので、しっかり確認しておきましょう!
【アナログ漫画家の道具2】
鉛筆・消しゴム
アナログ漫画家には、鉛筆もしくはシャープペンシル、消しゴムも必要です!
下書きをする時に使って、後から消すことになるので、濃さはBか2Bの柔らかいものがうってつけです。
シャープペンシルは細くて跡が残りやすいので、できれば鉛筆で描き慣れておくことをおすすめします😘
【アナログ漫画家の道具3】
つけペン・インク
つけペンとは、ペン軸にペン先をはめ込んで、インクをつけて描くペンです!
ペン軸は、持つ部分で太さが様々なので、いくつか試してみて好みのものを選びましょう。
また、ペン先にも種類が存在します!
- Gペン:強弱のある太めの線が描ける
- 丸ペン:強弱のある細めの線が描ける
- スクールペン:均一で細めの線が描ける
- かぶらペン:Gペンよりも硬めで、強弱がある線が描ける
- ミリペン:筆先が極細のマーキングペン
上記に加えて、硬さも「クローム(やや硬め)」「ニューム(柔らかめ)」が存在します。
どんな線が描きたいのか、どんな作風にしたいのかでペン先を選んでみてください😘
また、つけペンにはインクが必要なので、あわせて用意しておきましょう!
【アナログ漫画家の道具4】
ホワイト
漫画を描いている最中に、間違えてしまった時などに必要なのが「ホワイト」です!!
間違えた時以外にも、黒髪にツヤを出すときや、インクがはみ出したときに使うこともあります。
修正液や、白色のポスターカラー(絵の具)が主に使われるホワイトです。
細かい作業が求められるものなので、細く使いやすいものを選びましょう!
【アナログ漫画家の道具5】
スクリーントーン
スクリーントーンは、柄がシールタイプになっている画材です!!
基本的に白黒で展開される漫画では、スクリーントーンで色味や立体感を表現します。
- 人物の表情
- 洋服
- 背景
など、使い方は様々です!
【アナログ漫画家の道具6】
テンプレート
テンプレートとは、特定の形を描きやすくするための道具です!
様々な形があるので、描きたい漫画に合わせて揃えるといいでしょう。
- 円
- 雲
- 多角形
など、安いものは100円ショップなどでも売っているので、必要なものを探してみてください!
【アナログ漫画家の道具7】
トレース台
トレース台は、照明がついている板です!
主に、絵を複写したい時に使います。
トレース台の上に写したいイラストを載せて、さらに白紙の紙を載せれば、そのままイラストを複写できます!
絵を勉強したい時や、描いた絵を違う髪質の紙に書き写したい時などに重宝する商品です❤️
- 使う紙より一回り大きいサイズ
- 光の強さ・角度が調整できるタイプ
- 薄型
のものが使いやすいです❤️
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【タイプ別に解説!】これから漫画を始めるのに必要最低限の道具と予算
これから漫画を始めるのに必要な道具と予算を漫画家タイプ別にまとめました。
- デジタル:3つの道具で予算は4万円~
- アナログ:7つの道具で予算は2,000円~
漫画家ごとに詳しく解説します❤️
デジタル:3つの道具で予算は4万円~
デジタル漫画家になるには、最低3つの道具が必要です。
- タブレット端末:3万円~
- タブレット端末対応ペン:1万円~
- 漫画制作アプリ:無料~
それぞれ解説します。
【デジタル漫画家に必要な道具1】
タブレット端末
ゼロからデジタル漫画家になるには、タブレット端末が便利です!!
最近はiPadなどでも、手軽に漫画を描けますよ❤️
iPadを使う場合の予算は、およそ3万円ほどで手に入ります。
予算が厳しい場合は中古もあるので、機能を確認しながら選びましょう。
【デジタル漫画家に必要な道具2】
タブレット端末対応ペン
タブレット端末を使ってデジタル漫画家になるには、対応するペンが必要です!!
Apple Pencilの場合は、1万2,000円ほどから手に入ります。
【デジタル漫画家に必要な道具3】
漫画制作アプリ
デジタル漫画を描くには、漫画制作アプリも必須です!!
漫画制作アプリはピンからキリまでありますが、こだわりがなければ無料のものも存在します。
アナログ:7つの道具で予算は2,000円~
アナログで漫画を描くのに必要最低限な道具は7つです!!
- 鉛筆・消しゴム:100円~
- ペン先とペン軸・インク:1,000円~
- ホワイト:100円~
- 原稿用紙:500円~
- 定規・テンプレート:300円~
それぞれ詳しく説明します❤️
【アナログ漫画家に必要な道具1】
鉛筆・消しゴム
下書き・練習用の鉛筆と消しゴムは、漫画に特化したものを用意しておきましょう!
【アナログ漫画家に必要な道具2】
ペン先とペン軸
ペン先とペン軸、インクは合わせて1,000円くらいで購入できます!!
様々な種類があるので、自分に合ったものに当たるまでは色々変えてみることがおすすめ。
消耗品なので、使えなくなったら買い足す必要はありますが、まずはひとつ揃えましょう!
【アナログ漫画家に必要な道具3】
ホワイト
ホワイトは、ペンで描いた漫画の修正に利用します!
最初は清書に失敗することも多いので、やり直せるように用意しておきましょう!
こちらは、100円ショップなどで手に入る修正液などでOKです。
【アナログ漫画家に必要な道具4】
原稿用紙
原稿用紙は、40枚で500円ほどです!!
練習にも必要なので、たくさん購入しておきましょう。
【アナログ漫画家に必要な道具5】
定規・テンプレート
真っ直ぐな線をひく機会は非常に多いので、定規やテンプレートは必要です!
コマ割りや、くり返し使う図形のために用意しておくと、制作効率がグッとあがります!
だいたい300円もあればある程度のものが揃うので、ぜひ用意してみてください❤️
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